本日は、スズキ ハスラーのエアコン修理です。
今年は例年にも増してエアコン関係のトラブル相談が多いです。
今回のお車は、エアコンが最初は普通に冷えるんだけど、30~40分位すると、全く冷えなくなるというトラブルです。
中々のレアケースです。
診断していくと、連続運転によりコンプレッサのマグネットクラッチが入らなくなるという症状です。
原因としてはマグネットクラッチのクリアランスが過大で、コンプレッサーの連続運転の熱膨張により接続が行われないという見解です。
マグネットクラッチの単体交換も可能ですが、お客様とご相談の上、走行距離も11万kmを超えたお車なのでコンプレッサーごと交換で後日ご入庫いただきました。
フロントバンパー、補機ベルト等を取り外していきます。
コンプレッサーが外れました。
↓新・旧コンプレッサーです。今回はリビルト品をご用意しました。
↓こちらがマグネットクラッチ部分です。
ついでに補機ベルトも新品にします。
新しい部品を組み付けて、エアコンガスを規定量充填してから、冷媒圧力や吹き出し口温度等を点検します。
1時間程、エアコンONでアイドリングさせてみましたが問題無さそうなので、作業完了です。
しかしスズキの車はエアコントラブルが多いですね…
車種・年式によってはメーカーで保証延長をされている場合もあるので、まずはご相談ください。
I様、ありがとうございました!
対象車両情報
初年度登録年月 | 平成26年 | メーカー・ブランド | スズキ |
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車種 | ハスラー | グレード | Gターボ |
型式 | DBA-MR31S |